子どもでもわかる法華宗のお話
法華宗(ほっけしゅう)は、釈迦(しゃか)の教えをもとにした宗教です。釈迦は、私たちはみんな仏になれると教えました。仏とは、悟りを開き、幸せに生きられる人です。
法華宗では、法華経(ほけきょう)というお経を根本経典としています。法華経は、釈迦が説いた最後の教えで、すべての人々が仏になれることを説いています。
法華宗の教えは、大きく分けて2つあります。
1つ目は、「すべての人々が仏になれる」ということです。
2つ目は、「仏になるためには、法華経の教えを実践する」ということです。
法華経の教えを実践する方法は、たくさんあります。例えば、お経を読んだり、お寺にお参りしたりすることです。
法華経に触れる
日本で法華宗を開いた人物
法華宗を開いた人物は、日蓮大聖人様(にちれんだいしょうにんさま)【1222年 – 1282年】です。日蓮大聖人様は、鎌倉時代に活躍した僧侶で、法華経こそが釈迦の真実の教えであると説きました。
日蓮大聖人様は、幼い頃から仏教に興味を持ち、さまざまな宗派の教えを学びました。しかし、いずれの宗派の教えも、すべての人々が仏になれるということを説いていませんでした。
日蓮大聖人様は、法華経を学ぶことで、すべての人々が仏になれるという真理に目覚めました。そして、1253年4月28日、初めて「南無妙法蓮華経」(なむみょうほうれんげきょう)と唱えたことで、法華宗が開かれました。
日蓮大聖人様は、法華経の教えを広めるために、全国各地を巡り、説法を行いました。また、法華経の教えを説いた「立正安国論」を執筆し、幕府に提出しました。
日蓮大聖人様の教えは、多くの人々に受け入れられ、法華宗は、日本仏教の主要な宗派の一つとなりました。
日蓮大聖人様の教えの特徴は、以下の2つです。
- すべての人々が仏になれる
- 法華経こそが釈迦の真実の教え
日蓮大聖人様は、すべての人々が仏になれることを説きました。これは、当時の社会では、身分や地位によって仏になれるかどうかが決まっていたことから、画期的なことでした。
また、日蓮大聖人様は、法華経こそが釈迦の真実の教えであると説きました。これは、当時の仏教界では、法華経は他の経典と同等の教えであると考えられていました。
日蓮大聖人様の教えは、現代においても多くの人々に影響を与え続けています。
釈迦とはどんな人?
釈迦は、2500年以上前にインドで生まれた、仏教の開祖です。本名はガウタマ・シッダールタ(ゴータマ・シッダッタ)といい、王子として生まれました。
釈迦は、幼い頃から、老いや病、死などの苦しみを目の当たりにし、その苦しみから解放される方法を探していました。29歳の時に、出家して修行の旅に出ましたが、苦行によって悟りを開くことはできませんでした。
その後、悟りを開くために、苦行をやめて、瞑想に専念しました。そして、35歳の時に、菩提樹の下で悟りを開き、仏陀と呼ばれるようになりました。
仏陀は、悟りを開いた後、さまざまな人々に教えを説き、仏教を広めました。仏教の教えは、苦しみから解放され、幸せに生きるための教えです。
釈迦の特徴
釈迦は、以下のような特徴を持った人物です。
- 優しい心を持っていて、誰もを愛していました。
- 真理を追求する探求心を持っていました。
- 苦しみから解放される方法を探し求め、その方法を人々に伝えました。
現代でも影響を与え続けている
釈迦の教えは、現代でも多くの人々に影響を与え続けています。苦しみから解放され、幸せに生きるためのヒントが、釈迦の教えの中にはたくさんあります。
お寺の楽しみ方
法華宗のお寺の楽しみ方は、大きく分けて以下の3つです。
- 法華経の教えに触れる
法華宗は、法華経を根本経典とする宗派です。法華経は、釈迦の最後の教えであり、すべての人々が仏になれることを説いた経典です。法華宗のお寺では、法華経の教えを説く法話や座禅会などが開催されています。これらの行事に参加し、法華経の教えに触れることで、仏教の真髄を理解することができます。
- 美しい寺院建築や庭園を楽しむ
法華宗のお寺は、歴史と伝統を重んじており、多くの寺院が美しい建築や庭園を有しています。池上本門寺や総本山久遠寺などの大規模な寺院では、国宝や重要文化財に指定されている建造物や庭園を見ることができます。また、小規模な寺院でも、歴史を感じさせる風情のある建築や庭園を楽しむことができます。
- お寺の歴史や文化に触れる
法華宗は、日本仏教の主要な宗派の一つであり、長い歴史と文化を持っています。法華宗のお寺では、お寺の歴史や文化を紹介する展示や資料が公開されている場合があります。これらの展示や資料を見ることで、法華宗の歴史や文化について知ることができます。
具体的な楽しみ方
- 法華経の教えを説く法話や座禅会に参加する
- 寺院の建築や庭園を鑑賞する
- お寺の歴史や文化を学ぶ
- 写経や経典を読む
- 御朱印を集める
当寺では、毎年定期的に行事を行っています。お気軽にご参加ください。
- 1月
年始初参詣
寺年始
お日待
- 2月
節分会
- 3月
春彼岸会
- 6月
陣師講
- 8月
施餓鬼 新盆精霊供養
- 9月
秋彼岸会
- 10月
御会式 お逮夜
- 12月
合同月忌 月忌納め
法華宗総本部のWebサイトもご覧ください。
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